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歯周病治療

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歯周病治療

1)歯周病の基本治療

歯周病とは

歯周病の原因はどなたのお口にも存在する口腔内常在菌です。歯垢はその口腔内常在菌の塊で、歯磨きが十分に出来ず、お口の中に歯垢が多いと言う事はお口の中に歯周病やむし歯をを引き起こす細菌の量が多いということになります。

それらの細菌が分泌するエンドトキシン(菌体内毒素)が歯肉の炎症を引き起こし、次に歯槽骨に炎症が波及して遂には歯槽骨が溶けて吸収される事により歯が動揺し、最悪の場合抜け落ちてしまう事になります。

この一連の進行の過程を阻止するには歯周病菌の異常な増殖を抑えて細菌数を減少さ、炎症を食い止めれば良いわけです。その為にはまずはセルフケア、正しい歯磨き習慣に生活習慣を改善することが最も大切で、軽度であれば正しい歯磨きだけで歯周病は改善します。

歯磨きの指導

また歯周病であるということはお口の中に常に慢性炎症が続いていると言う事です。その際炎症によって生じる毒性物質が歯肉の血管から全身に入り、様々な病気を引き起こしたり悪化させる原因ともなります。

炎症物質は血糖値を下げるインスリンの働きを悪くさせたり(糖尿病)、早産・低体重児出産・肥満・血管の動脈硬化や閉塞(狭心症、心筋梗塞、脳梗塞)にも関与し、誤嚥性肺炎の原因ともなります。

歯周病の予防や治療を行うことで、全身の様々な病気のリスクを下げることに繋がります。日々の歯磨きや口腔ケアによって全身の健康につなげましょう。

また、歯軋り、噛み締めや過剰な咬合力も歯周病の大きな原因の一つになります。

歯垢の除去

歯垢は目に見える歯周病菌の塊で、針の先ほどの歯垢内には2億個以上の細菌が含まれています。もちろん人間の体は細菌と共生していますから無菌状態には出来ませんが、適正な細菌数にコントロール出来れば良いのです。

その為にはまず正しい適切な歯ブラシの方法(プラークコントロール)によって歯垢を除去する事が最も大切で、正しい歯ブラシ習慣で口腔内細菌数を減少させる事によって歯周病は確実に改善します。

正しい歯ブラシ、プラークコントロールはご自分で出来る唯一の歯周病治療であり、予防法でもあります。また歯ブラシ習慣は生活習慣ですので、歯周病は生活習慣病とも言えます。

スケーリング(歯石の除去)、ルートプレーニング

プラークコントロールの確立が達成された後は、歯石の除去が必要。こちらは患者さんご自身では出来ませんので我々歯科医師、歯科衛生士の仕事となります。

歯石は長期間歯の上の停滞した歯垢に口腔内唾液内のミネラル成分が沈着して石の様に硬くなったもので、死んだ細菌と生きた細菌の塊です。

硬い為もはや歯ブラシで除去する事は出来ませんので歯科医師、歯科衛生士がスケーラーという器具を用いて除去する事になります。

この治療をスケーリングと言い、特に歯根表面にこびり付いた歯石と汚染した根面のセメント質、象牙質を除去して根面を滑沢にして再び歯垢歯石が付着しにくくする治療をルートプレーニングと言います。

ここまでが歯周病基本治療となり、歯周ポケットが浅くなって歯肉が引き締まり炎症が治ること(歯肉が赤く腫れる、出血する、膿が出る等の症状が消える)事を目的とします。

2)歯周外科治療

以上の歯周病基本治療を行っても歯周ポケットが4mm以上残存し、腫れや出血、膿が出る等の症状が治らない場合は歯周外科手術の適応となります。

歯周外科手術は簡単に言えば歯周基本治療では除去しきれなかった歯周ポケットが深いところにある歯垢や歯石を歯肉を切開、剥離して徹底的に歯石や汚染歯質、不良肉芽組織を除去する事によって歯周組織の炎症を治める治療です。

3)歯周組織再生療法

歯周外科手術時に併用する事で失われた歯周組織(歯槽骨)を再生させる工夫をすることです。歯周外科手術の際に、徹底的に歯垢歯石を除去した後に、「エムドゲイン」「リグロス」等の薬を歯槽骨欠損部に塗布することで歯周組織の再生を促すものです。

リグロス
リグロス

吉田歯科医院 概要

院長 吉田公明
(1991年東京歯科大学大学院卒)
歯科医師 3名(常勤)
歯科衛生士 4名
歯科助手 2名
歯科技工士 1名(CADCAM、オールセラミック以外は内製可)
標榜科 一般歯科
所属 日本歯科保存学会 日本全身咬合学会
住所 〒100-6003
東京都千代田区霞ヶ関3-2-5
霞ヶ関ビル3階
電話 03-3581-7766
診療時間 月曜日〜金曜日 
9:30〜13:00 14:00〜18:00
第2・第4土曜日 9:30〜13:00
日曜、祝日、年末年始休診
アクセス 銀座線虎ノ門駅徒歩3分
日比谷線霞ヶ関駅徒歩10分
南北線銀座線溜池駅徒歩10分